お仕事おつにゃッス🐈
文系未経験から社内SEになった、あっきょ(@daily_code_JP)です!
Google Apps Scriptは聞いたことあるけど、結局なにができるかで困ったことありませんか?
この記事ではそのお悩みを、GASだから簡単にできる5つの例で解決します。

- Google Apps Scriptって何?
- GASで業務効率化を目指したいけど、どうやったらいいかわからない
- プログラミングでJavaScriptを学んだけど、何を作っていいか悩んでいる
誰でも無料で簡単にできますので、お気軽に学んでいきましょう!
タップできる目次
Google Apps Scriptとは?
Google Apps Script (GAS)とは グーグル が開発と提供しているプログラミング言語で、グーグルが提供するサービスの自動化や連携することに使われます。
例えば、スプレッドシートで作成したリストから、部分一致のデータのみを出力する検索機能を作成することができます。他にも、メールを一斉送信、Google フォームのデータの管理、米国株の損益管理などさまざまな用途があります。
したがって、GASは幅広い業務に使えるとても便利なツールです。管理者自身も給与計算やデータ統計などに重宝しています。
VBA との違い
GASに似たサービスで、MicroSoft の Visual Basic for Applications (VBA) があります。VBA も日常業務の自動化や仕事の効率化する言語で、仕事では必要不可欠でしょう。
では、VBA との違いは何でしょうか。
扱うプログラミング言語
GAS は JavaScript をベースに開発されています。JavaScript はウェブ制作でよく利用される言語で、サイトに動きをつけることを目的に使われます。また、この言語は教材も豊富で学びやすく、プログラミングの初心者から高い人気があります。
対して、 VBA は Visual Basic というマイクロソフト社が開発したWindows上でプログラムを動かす言語を使います。
動作する環境
GASはクラウド上で動作します。PCやスマホがインターネットに接続している状態なら、OSに限定されずにどこでも利用できます。
対して、VBAはローカルな環境で動きます。つまり、MicroSoft Office を導入しているパソコンのみで動作します。
Google Apps Scriptを使う4つメリット
GASを日常業務やプログラミング学習で使うメリットを4つ解説します。
誰でも無料で利用可能
Googleアカウントを登録していたら、誰でも無料で利用できます。パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレット端末からでも利用できます。さらに、OSも選ばないので、iOSやandroidでも利用できます。
したがって、専用のアプリを購入する必要がなく、あなたが現在持っている機材のみで始めることができます。
学習環境が充実
GASの学習環境は整えられていて、独学しやすいです。この環境は2つに分けられます。
1つはGASの学習です。例えば、グーグルがGAS専用に開発したクラスを詳しく解説しているサイトが豊富にあります。また、その使用例も豊富にあるので、コードの書き方や流れも検索すれば、すぐに手に入れられます。
もう1つはGASのベースになったJavaScriptの学習です。GASではこの言語で利用する構文を頻繁に使います。例えば、あなたが繰り返し構文(for, while)を使いたい場合、JavaScriptの構文を解説するサイトを探すことで学習することができます。
したがって、学習する選択肢がたくさんあり、学びやすいのがGASです。
Google アプリケーションの連携
Google ドライブのアプリケーション内で連携しやすいのはGASの強みです。
例えば、あなたがGASでGoogle フォームで集めたデータを 1クリックでGoogle スプレッドシートにまとめる事もできます。その他でも、GASでGoogle ドキュメント の一括編集もできます。GASに対応したGoogle のアプリケーションは以下のリストです。
GASで操作できるアプリ一覧
- Googleスプレッドシート
- Googleフォーム
- Googleドキュメント
- Googleカレンダー
- Googleスライド
- Googleマップ
- Google翻訳
- Gメール
- その他の関連サービス
外部アプリケーション(API)との連携
「Chat Work」や「LINE」などが提供しているAPIと連携することで、さらに便利なアプリを簡単に開発できます。
例えば、スケジュールを毎朝LINEに通知するアプリを無料で作ることができます。このように、Google 以外のサービスも連携できるので、幅広い用途で使う機会が増えます。
以上の4つが主なメリットです。無料でどんなOSでも利用できるのは個人的に大きいと考えています。管理者は時々、iPadでGASを利用することがあるので、非常に助かってます。
Google Apps Scriptを使うデメリット
万能のGASにもデメリットがあります。
「6分ルール」がある
GASには「6分ルール」というのが存在ます。これは、1回のスクリプトの実行時間が6分を超えると中断されるルールです。これはGoogleの仕様であり、バグではありません。
したがって、数千万規模の膨大なデータを処理するのは不向きだといえます。しかし、6分を超えるような複雑なプログラムを組まなくても、日常業務の範囲内なら簡単に開発できます。また、ほとんどは6分以内で終わるので気軽にGASを使っていきましょう。
Google Apps Scriptだからできること5選!
GASだからできることを5選にまとめました!
リンク先のサンプルコードはコピペOKなので、日々の業務やプログラミングの学習にご利用ください!
米国株&為替の管理
米国株の管理は、Google スプレッドシートに標準仕様の「GOOGLEFINANCE関数」を使えば、一瞬で現在の株価や為替のレートが出力されます。
-
スプレッドシートで米国株の損益を日本円に自動換算
続きを見る
-
【1行だけ】スプレッドシートで米国株の損益を自動更新
続きを見る
メールの一斉送信
Gメールと連携することで、1クリックで大量のメールを一括に送信できます。また、BCCにも対応しています。
-
【残業3割減】GASでメールの一斉送信を自動化
続きを見る
-
【残業2割減】GASでBCCかCCでメールを送信
続きを見る
カレンダーと連携して予定を通知
Google カレンダーと連携し、日々のスケジュールを自動で管理することができます。
-
【簡単】GASでカレンダーの予定を自動で取得
続きを見る
-
【簡単】GASで当日のカレンダーの予定をLINEに通知
続きを見る
LINEと連携
LINEが提供している無料のAPIを使い、自動であなたに通知が届くようにできます。
-
【便利】GASでLINE Notifyを使ってメッセージを送信
続きを見る
-
【便利】GASで米国株の1日の値動きをLINEに毎朝通知
続きを見る
住所の自動入力
郵便番号検索APIと連携すると、自動で住所を入力するアプリを開発できます。
-
【残業半減】GASで郵便番号検索APIを使って住所を自動入力
続きを見る
おわりに
以上がGoogle Apps Scriptだからできること5選でした。そのままコピペして日常業務で使いやすいように改修したり、プログラミングの練習や動作確認用に使ってみましょう。
次回の記事もご期待ください!