お仕事おつにゃッス🐈
文系未経験から社内SEになった、あっきょ(@daily_code_JP)です!
Google Apps ScriptからLINEにメッセージを通知するアプリを作って業務効率化しませんか?
この記事ではその悩みを、コピペOKのサンプルコードで解決します。

- LINE Notify って何?
- LINEにメッセージを通知するアプリを無料で作りたい
- プログラミングでJavaScriptを学んだけど、何を作っていいかわからない
無料で誰でも簡単にできますので、お気軽に学んでいきましょう!
タップできる目次
LINE Notifyとは?
この記事で使うLINE Notify の概要を説明していきます。
LINE株式会社が提供する通信サービス

LINE Notify とは、インターネット事業の大手のLINE株式会社が提供するサービスです。
LINEと外部のWebサービスを連携し、あなたがカスタマイズした情報をLINEに送信できます。
例えばGoogle Apps Scriptを使って以下のようなアプリを作成できます。
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したがって、あなた自身の通知アプリを無料で作れるサービスが LINE Notifyだといえるでしょう。
LINE Notifyのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
|
|
ラインのユーザーなら無料で使うことができるのがメリットです。
サーバーを準備する必要がなく費用もかからないので経費の節約にもなります。
対してデメリットは、LIENの通知が1時間に1,000件まで制限されています。
また、広告や販売促進などで利用するのは禁止です(参考: LINE Notify利用規約)。
しかし、個人利用もしくは小規模グループで1時間に数千ものメッセージを送ることはないので深刻なことではありません。
LINEに通知する準備
Google Apps Script でラインにメッセージを通知する準備をします。GASでLINEの操作を行うのに以下の2点を用意します。
必要なファイル
- LINE Notify ・・・ 受信したメッセージをラインに表示
- スプレッドシート ・・・ コード入力& メッセージをLINEに送信
LINE Notify の登録
LINE Notify の利用登録をします。
専用のサイト (URL: https://notify-bot.line.me/ja/)にアクセスし、緑色のバーにある「ログイン」をクリックします。

LINEアカウントに登録しているメールアドレスとパスワードを入力します。

ログインに成功したらトップページに戻ります。緑色のバーのユーザー名をクリックして、「マイページ」を選択します。

表示されたページの下にある「アクセストークンの発行」があるので、「トークンを発行する」をクリックします。

トークン名とトークルームを決めます。この記事では、トークン名を「test」とします。
トークルームは「1:1でLINE Notifyから通知を受け取る」を選択し、「発行する」ボタンをクリックします。

トークンが発行されます。一度でも画面を閉じると、同じトークンを二度と確認できないので、必ずコピーしてメモしておきましょう。 LINE Notifyの登録は以上です。

サンプルコードを貼り付ける方法
サンプルコードはGoogle スプレッドシートにコピペします。
上バーの「拡張機能」の中にある「Apps Script」をクリック。ここにコードを書きます。

GASからLINEに通知するサンプルコード
GASでLINE Notify を使うサンプルコードを解説していきます。
解説の項目
- サンプルコード
- A, LINE Notifyのトークンを登録
- B, LINEに送信する設定
- C. FetchメソッドでLINEにメッセージを送信
サンプルコード
サンプルコードの全体です。右上にあるマークを押すとコードのコピペが一瞬でできます。
また、コード内で文頭にアルファベットが付いているコメントごとに詳細を説明していきます。
//LINEにデータを送信する関数
function sendMessage(){
//A, LINE Notifyのトークンを登録
const token = "LINE Notify で取得したトークン";
const lineNotifyApi = "https://notify-api.line.me/api/notify";
const message = "\nメッセージを受信しました。";
//B, LINEに送信する設定
const options =
{
"method" : "post", //POST送信
"payload" : "message=" + message, //送信するメッセージ
"headers" : {"Authorization" : "Bearer "+ token}
};
//C, FetchメソッドでLINEにメッセージを送信
UrlFetchApp.fetch(lineNotifyApi, options);
}
A, LINE Notifyのトークンを登録
//A, LINE Notifyのトークンを登録
const token = "LINE Notify で取得したトークン";
const lineNotifyApi = "https://notify-api.line.me/api/notify";
const message = "\nメッセージを受信しました。";
LINE Notify をGASで使えるよう定数を3つ定義します。
定数token は、LINE Notifyの登録でメモしたトークンに書き換え必須です。
B, LINEに送信する設定
//B, LINEに送信する設定
const options =
{
"method" : "post", //POST送信
"payload" : "message=" + message, //送信するメッセージ
"headers" : {"Authorization" : "Bearer "+ token}
};
POSTメソッドでLINEに送信する設定を行います。
この記事では詳細を省きますが、LINE Notify の公式ホームページにoptionsの設定方法の説明がありますのでご参考ください。
【LINE Notifyの使い方】
C. FetchメソッドでLINEにメッセージを送信
//C, FetchメソッドでLINEにメッセージを送信
UrlFetchApp.fetch(lineNotifyApi, options);
GAS から LINE にメッセージを送信します。
Fetchメソッドを使って送信します。メソッドの詳細についてはちばよしはる様のサイトをご参考ください。
【Fetchメソッドの詳細】
コードの説明は以上です。
LINEにメッセージを送信するテスト
実際にGASからLINEに送信ができるかテストしてみましょう。
Apps Scriptの上バーの文字が「sendMessage」になっていたら、「実行」を押します。

「このアプリはGoogleで確認されていません」と表示される場合はこちら。
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【3分で解決】GASの「このアプリはGoogleで確認されていません」を許可する方法
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LINEを確かめてみましょう。「LINE Notify」からメッセージが届いていれば成功です。

【応用】LINE Notifyを使った業務効率化のGASのアプリ
GASとLINE Notifyを使えば、さまざまなオリジナルアプリを開発できます。
当サイトでは、コピペOKで無料で使えるGASのアプリを紹介しています。
内容がやや複雑になる記事もありますが、業務効率化としてぜひご活用ください。
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おわりに
以上、Google Apps Script を使った LINE にメッセージを送信する方法でした。
そのままコピペして日常業務で使いやすいように改修したり、プログラミングの練習や動作確認用に使ってみましょう。
GASでさらに業務効率化したい場合、参考書やプログラミングスクールを使うとあなた自身でアプリを作るスキルが身に付きます。
プログラミング未経験者にもわかりやすく解説しています。
GASユーザーのあっきょがおすすめの勉強方法はこちら↓
次回の記事もご期待ください!