お仕事おつにゃッス🐈
文系未経験から社内SEになった、あっきょ(@daily_code_JP)です!
スプレッドシートの行を希望する箇所で自動で追加できたら便利だと思いませんか?
この記事ではそのお悩みを、Google Apps Scriptのコードで解決し、配列内の要素を取得する方法を3つ紹介します。

- スプレッドシートの行を任意の場所で追加したい
- 行を挿入する3つのメソッドのそれぞれの役割って何?
- プログラミングでJavaScriptを学んだけど、何を作っていいかわからない
誰でも無料で簡単にできますので、お気軽に学んでいきましょう!
タップできる目次
シートに行を挿入する準備
Google Apps Script で配列の要素を取得する準備をします。ファイルが1つ必要です。
必要なファイル
- Google スプレッドシート ・・・ リストの作成 & コードの貼り付け
スプレッドシートの作成
使用するスプレッドシートを作成していきます。
以前の記事で作成した成績表をそのまま使用します。準備は以上です。

サンプルコードを貼り付ける場所
サンプルコードはGoogle スプレッドシートにコピペします。
上バーの「拡張機能」の中にある「Apps Script」をクリック。ここにコードを書きます。

シートに行を挿入する3つの方法
シートに行を挿入する方法を3つ紹介します。
シートに新しい行を追加するメソッドの一覧
- insertRows() ・・・ 指定した位置に空白行を挿入
- insertRowBefore() ・・・ 指定した行の前に空白行を挿入
- insertRowAfter() ・・・ 指定した行の後に空白行を挿入
insertRows() | 指定した位置に空白行を挿入

insertRowsメソッドは、任意の場所に行を挿入します。
引数に行番号を入れると、その場所に空白の行を追加します。
シートの5番目に行を挿入するサンプルコード
このサンプルコードの場合、シートの5番目に空白の行を追加します。
function addSheetRows() {
const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
sheet.insertRows(5);
}
実行結果は画像の通りです。行の5番目に新しく追加されています。

insertRowBefore() | 指定した行の前に空白行を挿入

insertRowsBeforeメソッドは、指定した行番号の前に挿入します。
引数に行番号を入れると、その場所の上に空白の行を追加します。
シートの5番目の前に行を挿入するサンプルコード
insertRowsBeforeメソッドで、シートの5番目の上に空白の行が新しく作られます。
言い換えると、5行目の上に空白セルが挿入されてシートの5番目、指定したセルが6番目にずれます。
function addSheetRows() {
const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
sheet.insertRowBefore(5);
}
結果は以下のようになります。
番号で指定した行が6番目にずれて、空白セルが5番目に追加しているのがわかります。

insertRowAfter() | 指定した行の後に空白行を挿入

insertRowsAfterメソッドは、指定した行番号の後に挿入します。
引数に行番号を入れると、その場所の下に空白の行を追加します。
シートの5番目の後に行を挿入するサンプルコード
下のコードでは、シートの5番目の後に空白の行を追加します。
言い換えると、6番目の行に行が追加されます。
function addSheetRows() {
const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
sheet.insertRowAfter(5);
}
シートの行の6番目に新しく追加されました。

おわりに | GASのスキルをさらに高めるには
以上、GASでシートに行を挿入する3つの方法でした。
非常に簡単にできるので、いつもの業務にぜひお使いください。
GASでさらに業務効率化したい場合、参考書やプログラミングスクールを使うとあなた自身でアプリを作るスキルが身に付きます。
初心者にもわかりやすく解説しています。

次回の記事もご期待ください!