GAS入門 Google Apps Script

【3分で簡単】GASでカレンダーに予定を追加する方法

お仕事おつにゃッス🐈

文系未経験から社内SEになった、あっきょ(@daily_code_JP)です!

Google カレンダーの当日の予定を1クリックで登録できたら便利だと思いませんか?

この記事ではそんなあったらいいなを、Google Apps Scriptで解決します。

あっきょ
この記事は以下で悩んでいる人におすすめ!

  • 1日のスケジュールを1クリックで登録したい
  • Google カレンダーをもっと賢く使いたい
  • プログラミングでJavaScriptを学んだけど、何を作っていいかわからない

誰でも無料で簡単にできますので、お気軽に学んでいきましょう!

GASでカレンダーに予定を登録する準備

Google Apps Scriptでカレンダーのスケジュールを登録する準備をします。ファイルを1点を用意します。

必要なファイル

  • Google Apps Script ・・・ コードの入力

サンプルコードを貼り付ける場所

ソースコードはGoogle Apps Scriptのファイルにコピペします。

メニュー画面で右クリックし、オプションを開きます。メニュー一覧の一番下の「その他」を選択し、その中の「Google Apps Script」を選択します。

以下のような画面が現れます。ここにコードをコピペして実行します。

カレンダーに予定を登録するサンプルコード

Google Apps Scriptでカレンダーに予定を登録するサンプルコードを掲載します。

createEventメソッド | カレンダーに予定を登録

カレンダーに予定を登録するには、createEventメソッドを使用します。3つの引数を入れて実行すると、自動でカレンダーにスケジュールを登録できます。

GASでカレンダーに予定を登録するcreateEvent(value, startDate, endDate)の詳細

value     ・・・ 予定のタイトル
startTime ・・・ 予定を開始する時刻(Data型)
endTime  ・・・ 予定を終了する時刻(Data型)

サンプルコード

サンプルコードの全体です。右上にあるマークを押すとコードのコピペが一瞬でできます。また、コード内で文頭にアルファベットが付いているコメントごとに、詳細を説明していきます。

function registerSchedule() {
  //A, 現在使っているGoogleカレンダーを取得
  const calendar = CalendarApp.getDefaultCalendar();

  //B, カレンダーに登録する内容を定義
  const title = "登録する予定のタイトル";  //予定のタイトル
  const startTime = new Date("2022/08/13 13:00"); //開始時間
  const endTime = new Date("2022/08/13 13:30"); //終了時間

  //C, Googleカレンダーに予定を登録
  calendar.createEvent(title, startTime, endTime);
}

A, 現在使っているGoogleカレンダーを取得

//A, 現在使っているGoogleカレンダーを取得
const calendar = CalendarApp.getDefaultCalendar();

デフォルトカレンダーを取得します。

デフォルトカレンダーとは、あなたがGoogleアカウントを作成した時、標準で付属していたGoogle カレンダーのことを意味します。

つまり、この操作だけでGoogleカレンダーを取得できます。

B, カレンダーに登録する内容を定義

//B, カレンダーに登録する内容を定義
const title = "登録する予定のタイトル";  //予定のタイトル
const startTime = new Date("2022/08/13 13:00"); //開始時間
const endTime = new Date("2022/08/13 13:30"); //終了時間

カレンダーに登録する予定の詳細を3つ定義します。

このコードでは、2022年8月13日の13時から13時半までの「登録する予定のタイトル」という予定をカレンダーに登録します。

時間に関わる定数では、Dateオブジェクトを使って時間を定義します。このオブジェクトの詳細は以下の記事をご参考ください。

C, Googleカレンダーに予定を登録

//C, Googleカレンダーに予定を登録
calendar.createEvent(title, startTime, endTime);

Googleカレンダーに定義した予定を登録します。

createEventメソッドの中に、先ほど定義した予定を引数に入れて実行します。

この少ないコードで簡単に予定を登録できます。コードの説明は以上です。

【応用】オプションを付けて登録する場合

GASでは、Googleカレンダーにオプションを付けて登録することもできます。例えば、場所やメモなどを追加で登録できます。

GASでカレンダーに予定をオプションを設定して登録するcreateEvent(value, startDate, endDate, options)の詳細

value     ・・・ 予定のタイトル
startTime ・・・ 予定を開始する時刻(Data型)
endTime  ・・・ 予定を終了する時刻(Data型)
options    ・・・ 場所などのその他のデータ(Object型)

サンプルコード

先ほどのサンプルコードとほぼ同じですが、定数optionsを定義してcreateEventメソッドの4番目の引数に追加されている点が異なります。

function registerSchedule() {
  //A, 現在使っているGoogleカレンダーを取得
  const calendar = CalendarApp.getDefaultCalendar();

  //B, カレンダーに登録する内容を定義
  const title = "登録する予定のタイトル";  //予定のタイトル
  const startTime = new Date("2022/08/13 13:00"); //開始時間
  const endTime = new Date("2022/08/13 13:30"); //終了時間

  //オプションを付けて送信
  const options = {
    description: "詳細な情報を記入できます。", //詳細
    location: "新宿" //場所
  }

  //C, Googleカレンダーに予定を登録
  calendar.createEvent(title, startTime, endTime, options);
}

この例ではoptionsに2つの要素を定義しましたが、他にも追加で登録することが可能です。

項目詳細
descriptionString予定の詳細
locationString予定を行う場所
guestsStringコンマで区切った参加者のメールアドレス
sendInvitesBooleantrueで guests にメールを送信 (初期値 : false)

カレンダーに予定を登録するテスト

実際に、カレンダーに予定を登録します。

Apps Scriptの上バーの文字が「registerShedule」になっていたら、「実行」を押します。

GASでGoogleカレンダーに予定を登録するregisterSchedule関数の実行

「このアプリはGoogleで確認されていません」と表示される場合はこちら

【3分で解決】GASの「このアプリはGoogleで確認されていません」を許可する方法

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Googleカレンダーを確認しましょう。

カレンダーに予定が登録されていたら成功です。また、オプションありとなしとで結果が異なっているのがわかります。

GASでGoogleカレンダーに予定を登録するregisterSchedule関数の実行した結果

おわりに

以上、Google Apps Script で Googleカレンダーに予定を登録する方法でした。

GASでは1クリックでカレンダーの予定を一括で取得することもできます。コピペOKのサンプルコードを用意していますので、ぜひご参考ください。

【簡単】GASでカレンダーの予定を自動で取得

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