※当サイトの商品・サービスのリンク先にPRを含みます。

Google Apps Script 時短ツール

【簡単】GASで当日のカレンダーの予定をLINEに通知

お仕事おつにゃッス🐈

文系未経験から社内SEになった、あっきょ(@daily_code_JP)です!

あなたは毎朝、当日のスケジュールを確認するのに時間がかかっていませんか?また、予定の一覧を通知してくれたらいいなと思いませんか?

この記事ではそのお悩みを、Google Apps ScriptとLINEのとあるサービスで解決します。

あっきょ
この記事は以下で悩んでいる人におすすめ!

  • 当日のスケジュール管理が面倒だけど確認漏れが怖い
  • 予定を一覧にして、一目で日程がわかるような機能が欲しい
  • プログラミングでJavaScriptを学んだけど、何を作っていいかわからない

誰でも無料で簡単にできますので、お気軽に学んでいきましょう!

0円でプログラミングを学べるスクール

侍テラコヤのロゴ

侍テラコヤはサブスク型のプログラミングスクール。

  • 50種類以上の教材を学び放題
  • 回答率100%の質問掲示板が無制限
  • 無料で学べる「フリープラン」

仕事後の夜遅くでもスキルアップするならおすすめです。

予定を毎朝LINEに通知するアプリのイメージ

GASでカレンダーから当日の予定をLINEに通知するアプリの完成イメージ

LINEとGASを連携し、Google カレンダーに登録した当日の予定をリスト化して通知するアプリを作成。

あなたは日々の膨大な予定を抱える中で、気を付けても大切な予定を忘れてしまうかもしれません。

また、朝に当日の予定を全て確認するのは時間がかかる作業。

このアプリでは、スケジュールを確認する時間を省き忘れるリスクも防げます。

ぼくも社会人になってから、上司にスケジュール漏れで何回怒られたことやら・・・
あっきょ

LINEに予定を通知する準備

Google Apps Script でLINEにスケジュールを送信する準備します。

GASでGoogle カレンダーの操作を行うには3点用意。

どれも無料で使えるので、料金はかかりません。

必要なファイル

  • Google Apps Script ・・・ 実行するコードを記述
  • Google カレンダー ・・・ 予定を記入
  • LINE Notify      ・・・ GASから予定を受け取ってLINEに通知

サンプルコードを貼り付ける場所

ソースコードはGoogle Apps Scriptのファイルにコピペします。

メニュー画面で右クリックしてオプションを開きます。

1番下の「その他」を選択し、その中の「Google Apps Script」を選択します。

以下のような画面が現れるので、ここにコードをコピペします。

Googleカレンダーの準備

スケジュールを記入するためにGoogleカレンダーの用意。

予定はコードを実行する当日以降の日付に入れます。

この記事では2件追加。

GoogleドライブとGoogleカレンダーのアカウントを一致させないとラインに送信できないのでご注意ください。

LINE Notifyの登録

LINE Notifyを登録しましょう。

既に登録済みでしたら読み飛ばしてください。

LINE Notify のサイトにアクセスし、緑色のバーの「ログイン」をクリック。

LINE Notify ログイン

LINEに登録している自身のメールアドレスとパスワードを入力します。

LINE Notify メールアドレスとパスワードを入力

ログインに成功したらトップページに戻ります。

緑色のバーの「ログイン」の文字がユーザー名に変わっているので、クリックして「マイページ」を選択。

LINE Notify マイページ

ページの下部に「アクセストークンの発行」が表示されるので、「トークンを発行する」をクリックします。

LINE Notify トークン発行

トークン名とトークルームを決めます。

この記事ではトークン名を「test」とし、トークルームは「1:1でLINE Notifyから通知を受け取る」を選択。

選択が完了したら「発行する」ボタンをクリックします。

LINE Notify トークン作成

トークンが発行されます。

画面を閉じると同じトークンを二度と発行できないので、必ずメモしておきましょう。

LINE Notify の登録は以上です。

LINE Notify トークンのコピー

GASでLINEに予定を送信するサンプルコード

GASでLINEにカレンダーの予定を送信するサンプルコードの公開と解説をします。

解説の項目

  • サンプルコード
  • A, LINE Notifyと接続する設定
  • B, カレンダーから取得する時間の設定
  • C, 予定を取得する日付の取得
  • D, カレンダーから予定を取得
  • E, 取得した予定を配列に格納
  • F, 送信する文章を作成
  • G, LINEに送信
  • H, 翌日に実行するトリガーを作成

サンプルコード

少し長めですが、右上にあるマークを押すとコードのコピペを一瞬でできます。

コード内で文頭にアルファベットが付いているコメントごとに詳細を説明していきます。

//A,LINE Notifyと接続する設定
const LINE_NOTIFY_TOKEN = "LINE Notify で取得したトークン";
const LINE_NOTIFY_API = "https://notify-api.line.me/api/notify";


//Googleカレンダーから当日分の予定を全て取得し、予定の配列を作成する関数
function sendMessage() {
  //B,カレンダーから取得する時間の設定
  const today = new Date();
  today.setHours(00); //当日の午前12時の「時」
  today.setMinutes(00); //「分」
  today.setSeconds(00); //「秒」
  const tomorrow = new Date(Date.parse(today) + (24 * 60 * 60 * 1000)); //翌日の午前12時を設定
  
 //C,予定を取得する日付の取得
  const monthNum = (today.getMonth())+1; //月
  const dateNum = today.getDate(); //日
  const day = today.getDay(); //曜日
  const dayArray = ['日','月','火','水','木','金','土'];
  const thisDate = monthNum + "月" + dateNum + "日"; //当日の日付を文字列に変換
 let sendMessage = "\nおはようございます。\n" + thisDate + "(" + dayArray[day] + ")"; 
  
  //D,カレンダーから予定を取得
  let events = CalendarApp.getEvents(today, tomorrow); //取得する当日のカレンダーの予定をすべて取得
  let schedule = ""; //配列から文字列に変換した予定の文字列
  let messageArray = []; //取得した予定を格納する配列 

  //E,取得した予定を配列に格納
  for (var i in events) {
    const number = "\n" + (Number(i) + 1) + "件目"; //予定の件数
    const startHours = "0" + events[i].getStartTime().getHours();
    const startMinutes = "0" + events[i].getStartTime().getMinutes();
    const startTime = startHours.slice(-2) +":"+ startMinutes.slice(-2); //開始時間
    const endHours = "0" + events[i].getEndTime().getHours();
    const endMinutes = "0" + events[i].getEndTime().getMinutes();
    const endTime = endHours.slice(-2) +":"+ endMinutes.slice(-2); //終了時間
    const time = "\n【時間】" + startTime +" ~ "+ endTime; //予定を行う日時
    const title = "\n【予定】" + events[i].getTitle(); //予定のタイトル
    let location = ""; //場所
    let description = ""; //詳細

    //空白ではないときの処理
    if(!events[i].getLocation() == null || !events[i].getLocation() == ""){
      location = "\n【場所】" + events[i].getLocation();
    }    
    if(!events[i].getDescription() == null || !events[i].getDescription() == ""){
      description = "\n【詳細】" + events[i].getDescription();
    }

    //カレンダーから得たデータを文にまとめて配列に格納
    const message = number + time + title + location + description;
    messageArray.push(message);
 }

 //F,送信する文章を作成
 for(var j=0; j<=messageArray.length-1; j++){
   schedule += messageArray[j];
 }
 if(schedule == "" || schedule == null){
   sendMessage += "の予定はありません。\n";
 }else{
   sendMessage += "の予定です。\n" + schedule;
 }

 //G,LINEに送信
 const options =
  {
    "method"  : "post",
    "payload" : "message=" + sendMessage,
    "headers" : {"Authorization" : "Bearer "+ LINE_NOTIFY_TOKEN}
  };
 UrlFetchApp.fetch(LINE_NOTIFY_API, options);

 //H,翌日に実行するトリガーを作成
 today.setDate(today.getDate() + 1);
 today.setHours(7);
 today.setMinutes(0);
 today.setSeconds(0);
 ScriptApp.newTrigger('sendMessage').timeBased().at(today).create();
}

A, LINE Notifyと接続する設定

//A,LINE Notifyと接続する設定
const LINE_NOTIFY_TOKEN = "LINE Notify で取得したトークン";
const LINE_NOTIFY_API = "https://notify-api.line.me/api/notify";

LINE Notifyと接続する設定です。

定数 LINE_NOTIFY_TOKEN は取得したトークンに書き換え必須

B, カレンダーから取得する時間の設定

//B,カレンダーから取得する時間の設定
const today = new Date();
today.setHours(00); //当日の午前12時の「時」
today.setMinutes(00); //「分」
today.setSeconds(00); //「秒」
const tomorrow = new Date(Date.parse(today) + (24 * 60 * 60 * 1000)); //翌日の午前12時を設定

カレンダーから取得する当日の時間を取得します。

「当日の午前0時~翌日の午前0時」までの時間の幅を定義することで、当日の予定をカレンダーから検索できます。

Dateオブジェクトからインスタンスを作成し、定数today と 定数tomorrowで時間をそれぞれ定義。

GASで任意の時間に設定する方法は以下をご参考ください。

C, 予定を取得する日付の取得

//C,予定を取得する日付の取得
const monthNum = (today.getMonth())+1; //月
const dateNum = today.getDate(); //日
const day = today.getDay(); //曜日
const dayArray = ['日','月','火','水','木','金','土'];
const thisDate = monthNum + "月" + dateNum + "日"; //当日の日付を文字列に変換
let sendMessage = "\nおはようございます。\n" + thisDate + "(" + dayArray[day] + ")"; 

当日の日付を取得します。

日付の表示を「○月○日(曜日)」と設定し、各メソッドを用いて当日の「月」,「日」,「曜日」の3つを取得。

定数 thisDate には、取得した日付を文字列に変換した値を代入します。

Dateオブジェクトで日付を取得する方法の詳細はこちら。

当日の日付を取得するサムネイル
【入門】GASで当日の日付を「年月日」で取得

続きを見る

D, カレンダーから予定を取得

//D,カレンダーから予定を取得
let events = CalendarApp.getEvents(today, tomorrow); //取得する当日のカレンダーの予定をすべて取得
let schedule = ""; //配列から文字列に変換した予定の文字列
let messageArray = []; //取得した予定を格納する配列 

Google カレンダーに登録している予定を取得します。

getEventsメソッドの中にBで設定した定数を引数に入れることで、カレンダーから予定を取得

変数 scheduleと変数 messageArrayは、後の予定を1つの文字列にして一覧にする処理で使用します。

E, 取得した予定を配列に格納

//E,取得した予定を文字列に変換して配列に格納
for (var i in events) {
   const number = "\n" + (Number(i) + 1) + "件目"; //予定の件数
   const startHours = "0" + events[i].getStartTime().getHours();
   const startMinutes = "0" + events[i].getStartTime().getMinutes();
   const startTime = startHours.slice(-2) +":"+ startMinutes.slice(-2); //開始時間
   const endHours = "0" + events[i].getEndTime().getHours();
   const endMinutes = "0" + events[i].getEndTime().getMinutes();
   const endTime = endHours.slice(-2) +":"+ endMinutes.slice(-2); //終了時間
   const time = "\n【時間】" + startTime +" ~ "+ endTime; //予定を行う日時
   const title = "\n【予定】" + events[i].getTitle(); //予定のタイトル
   let location = ""; //場所
   let description = ""; //詳細

   //予定が空白ではないときの処理
   if(!events[i].getLocation() == null || !events[i].getLocation() == ""){
     location = "\n【場所】" + events[i].getLocation();
   }    
   if(!events[i].getDescription() == null || !events[i].getDescription() == ""){
     description = "\n【詳細】" + events[i].getDescription();
   }

   //カレンダーから得たデータを文にまとめて配列に格納
   const message = number + time + title + location + description;
   messageArray.push(message);
}

カレンダーの全スケジュールを1件ずつ取り出し、文字列に直します。

1件の予定から5つの要素を取得します。

項目詳細
予定の件数カレンダーに登録した当日の予定の件数
日時予定を開始する時間と終了する時間
予定のタイトル予定のタイトル
場所予定を実行する場所 (ex, 東京都 渋谷区 〇〇本社)
詳細上記以外でメモや備考などの必要な情報

また、if文ではそれぞれの予定の「場所」と「詳細」が空白ではない場合の処理を行います。

定数messageで予定を文字列にした後、pushメソッドmessageArray配列に格納します。

配列に要素を追加する方法の詳細は以下の記事から。

【簡単】GASで配列に要素を追加する4つの方法

続きを見る

F, 送信する文章を作成

//F,送信する文章を作成
 for(var j=0; j<=messageArray.length-1; j++){
   schedule += messageArray[j];
 }

 if(schedule == "" || schedule == null){
   sendMessage += "の予定はありません。\n";
 }else{
   sendMessage += "の予定です。\n" + schedule;
 }

作成したmessageArray配列内の要素を1つずつ取り出して1つの文章にまとめます。

if文で変数scheduleの空白判定を行い、LINEに送信する内容を決定

つまり、変数内に文字列が入っているかどうかでラインに送信する内容が変わります。

G, LINEに送信

 //G,LINEに送信
 const options =
  {
    "method"  : "post",
    "payload" : "message=" + sendMessage,
    "headers" : {"Authorization" : "Bearer "+ LINE_NOTIFY_TOKEN}
  };
 UrlFetchApp.fetch(LINE_NOTIFY_API, options);

1つの文章にまとめた1日の全スケジュールをLINEに送信。

この例では、POSTメソッドでメッセージを送信します。

H, 翌日に実行するトリガーを作成

//H,翌日に実行するトリガーを作成
today.setDate(today.getDate() + 1);
today.setHours(7);
today.setMinutes(0);
today.setSeconds(0);
ScriptApp.newTrigger('sendMessage').timeBased().at(today).create();

翌日にもカレンダーの予定がLINEに通知できるようトリガーを作成します。

この例では、「翌日の午前7時」にトリガーを作ってLINEに送信。

GASのトリガーを設定する詳細については以下の記事をご参考ください。

【3分で簡単】GASで希望した日時にトリガーを設定

続きを見る

サンプルコードの説明は以上です。

LINEに予定を送るテスト

実際に、LINEにスケジュールを送信できるかテストしてみましょう。

Apps Scriptの上バーの文字が「sendMessage」になら「実行」を押します。

sendMessage関数を実行

「このアプリはGoogleで確認されていません」と表示した場合はこちら

【3分で解決】GASの「このアプリはGoogleで確認されていません」を許可する方法

続きを見る

LINEを確かめてみましょう。

「LINE Notify」からメッセージが届いていれば成功です。

希望通りの時間にメッセージが届かない場合

デフォルト設定の時間がアメリカなのが原因。

日本の標準時に合わせる必要があります

以下の記事では、タイムゾーンを変更して正常な時間に戻す方法を解説しています。

【3分で解決】GASで出力した時間がずれたときにタイムゾーンを変更する方法

続きを見る

事務員や営業職でも挫折しないプログラミングスクール3選

プログラミング初心者でも学びやすいスクールを3つ紹介します。

プログラミング独学の挫折率は60%近くと高め

エラーを解決できなかったり相談できる人がいなかったりと理由はさまざまです。

モチベを保てる環境を整えたのがスクールで挫折率を1割未満に抑えられます。

そこで、デイコーで調査した82社から厳選して解説します。

  • テックアカデミー | 未経験から月5万の副収入を目指す
  • インターネット・アカデミー | Excel自動化で残業減
  • 侍テラコヤ | 50種類以上の教材を学び放題

テックアカデミー | 未経験から月5万の副収入を目指す

はじめての副業コースのトップイメージ
引用:テックアカデミー

テックアカデミーは総合満足度95.3%で未経験者に人気のプログラミングスクール。

テキスト形式の教材で進めながら不明点を現役エンジニアのメンターに質問します。

  • 週2回のマンツーマンメンタリング
  • 毎日15〜23時までのチャットサポート
  • 課題レビューとアドバイス

夜遅くまで対応するので退勤後も気軽に相談できます。

「はじめての副業コース」ではGASの開発ベースになったJavaScriptを使ってWeb制作を学習。

学習後はメンターの支援を受けつつスクールの独自案件で副業の実績を積み上げます。

案件報酬と1件につき1~5万円と高単価ッスよ!
あっきょ
卒業生の口コミ33件紹介 口コミ・評判はこちら
無料相談でアマギフ500円分もらえる 公式サイト

インターネット・アカデミー | Excel自動化で残業減

インターネット・アカデミーのトップ画面
引用 : インターネットアカデミー

インターネット・アカデミーは初心者から最短距離でスキルを習得するスクール。

初心者が挫折しないサポートが10個が特徴で以下はその一部。

  • 動画授業が24時間見放題
  • 1年間受講受け放題
  • 技術面の質問ができるチャットサービス
  • 受講生限定のセミナーや交流会
  • 手厚い転職準備サポート&求人紹介

卒業後には未経験からエンジニア転職するキャリアプランも築けます。

Python×Excel自動化講座はエクセル自動化に特化したカリキュラム。

売上伝票の集計や顧客リスト抽出など実践的に学びながらPythonの基礎基本を身に着けます。

いつもの作業を効率化して残業を減らすならおすすめ。

受講者の8割近くが初心者で学びやすいのがわかるッス!
あっきょ
82社から8つ厳選 Pythonを学べるスクール
1分で無料カウンセリング予約 公式サイト

侍テラコヤ | 50種類以上の教材を学び放題

侍テラコヤのトップ画面
引用 : 侍テラコヤ

侍テラコヤは50教材以上を定額で受け放題のオンラインスクール。

回答率100%の質問掲示板などの初心者でも挫折しない環境が整っているのが特徴です。

フリープランは無料で教材の一部を閲覧可能

GASを学ぶ場合、「業務自動化コース」で基礎基本から学べます。

まずは0円で教材を利用したい人にはおすすめです。

Python や HTML/CSS などのほかの言語も学べるッス!
あっきょ
卒業生の口コミ23件紹介 口コミ・評判はこちら
「フリープラン」でGASを無料で学習 公式サイト

まとめ | GAS×LINEで自動化して楽になろう!

以上、GASを使ったGoogleカレンダーの当日の予定を取得してLINEに送信する方法でした。

そのままコピペしたり、プログラミングの練習や動作確認用に使ったりしてみましょう。

今回紹介したサンプルコード以外にも、GASでLINEの操作は可能。

ヒューマンエラーが起きやすく時間がかかる作業をGASに任せましょう。

不明点やスクール選びで悩んでいるならデイコーのお問い合わせまでご連絡を。

あなたのお力になります。

-Google Apps Script, 時短ツール
-, , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,