お仕事おつにゃッス🐈
文系未経験から社内SEになった、あっきょ(@daily_code_JP)です!
あなたはGoogle Apps Scriptで希望した時間にコードを実行できずに困ったことありませんか?
この記事ではそのお悩みを、たった3つの作業で解決します。

- コード実行時にどうして時間がずれるの?
- 時間のズレを早く直したい
- どうやって時間のズレを解決したらいいかわからない
誰でも無料で簡単にできますので、お気軽に学んでいきましょう!
タップできる目次
GASで時間がずれるとは?
GASでの時間のズレとは、「実行する時間とプログラムで出力した時間が異なる」ことを言います。
例えば、現在時刻を取得するプログラムを実行します。
Dateオブジェクトからリアルタイムで今の時間を文字列として取得します。
function checkDate(){
const today = new Date();
const hours = today.getHours();
const minutes = today.getMinutes();
Logger.log("現在の時刻は" + hours + ":" + minutes);
}
コードを実行すると、画像のような結果になります。
赤丸で囲んだ2つの時間がずれ、ログに表示された時間とDateオブジェクトから取得した時間とで差があります。
本来なら、どちらとも「15:31」と表示されるべきなのに時刻が異なっているのです。

時間がずれる原因
ではなぜ、現在時刻にズレが生じるのでしょうか。
この原因は標準時が日本ではないからです。
Google Apps Scriptの初期設定では、アメリカのニューヨークに標準時を合わせています。
日本でプログラムを実行すると、GASはアメリカの標準時刻なので9時間ずれて表示されます。
したがって、日本の標準時である「GMT+09:00」に設定し直す必要があります。
ポイント
GASの初期設定での標準時 = アメリカの時間
タイムゾーンを訂正する方法
それでは、タイムゾーンの変更方法について解説していきます。
3つの手順で完了するので、気軽に解決していきましょう。
解説の項目
- 「プロジェクトの設定」を開く
- 「appsscript.json」にチェック
- タイムゾーンを日本に設定
①「プロジェクトの設定」を開く
画面の左側にある縦バーの歯車アイコンをクリックして「プロジェクトの設定」を開きます。

②「appsscript.json」にチェック
『「appsscript.json」マニフェスト ファイルをエディタで表示する』の項目が未チェックなので、クリックしてチェックを入れます。

③タイムゾーンを日本に設定
タイムゾーンをアメリカから日本に修正します。
左側の縦バーにある「<>」アイコンを押すと、「appsscript.json」が表示されます。
ファイルの中を見ると、「timeZone」が「America/New_York 」なので、「Asia/Tokyo」 に変更して保存します。

画像のように変更できたら、時間の設定は完了です。

タイムゾーンの確認
GASの標準時が日本になっているかを確認しましょう。
先ほどのcheckDate関数を実行すると、時間が一致しているのがわかります。
これで、トリガー関数の設定や時刻に関わるアプリ作成時も快適に操作できます。

【業務効率化】タイムゾーンを使ったGASのアプリ一覧
この記事では、タイムゾーンをアメリカから日本に変更する方法を解説しました。
当サイトでは時間に関するGASのアプリも紹介しています。
もちろん、コピペOKなのでご自由にお使いください!
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おわりに | 3ステップでタイムゾーンを簡単解決!
以上、タイムゾーンを日本に設定して時間のずれを直す方法でした。
GASでさらに業務効率化する場合、参考書やプログラミングスクールを使うとあなた自身でアプリを作るスキルが身に付きます。
プログラミング未経験者にもわかりやすく解説しています。
GASユーザーのあっきょがおすすめの勉強方法はこちら↓

次回の記事もご期待ください!