【超簡単】GASでスプレッドシートの列を削除

お仕事おつにゃッス🐈

文系未経験から社内SEになった、あっきょ(@daily_code_JP)です!

スプレッドシートで作成した膨大なリストから手動で列を削除するのは手間がかかりますよね。

しかし、GASを使えば1クリックであっという間に作業が完了します。

この記事ではサンプルコードを紹介して解決します。

こんな人におすすめ!

  • スプレッドシートの列を削除して見やすくしたい
  • 1クリックで空白になっているセルを削除する機能が欲しい
  • プログラミングでJavaScriptを学んだけど何を作っていいかわからない

誰でも無料で簡単にできますので気軽に学んでいきましょう!

目次

シートの列を削除するイメージ

シートの列を削除するイメージ

1クリックすると列を自動削除する機能を作成します。

空白列などの不要な列があればシートが見づらくなり作業もはかどりません。

そこで、GASのとあるメソッドを使って一発で解決します。

結果として人的ミス削減と業務時間を短縮して業務効率化を目指します。

あっきょ

GASの基本的な構文なので覚えておいて損はないッス!

シートの列を削除する準備

Google Apps Script で空白の列を自動で削除する準備をします。

ファイルは1つ必要です。

必要なファイル

  • Google スプレッドシート…シートの作成&コードの貼り付け

スプレッドシートの作成

列を削除するスプレッドシートを作成します。

画像のようにリストを作成し、この記事ではC列とE列を削除します。

GASでスプレッドシートの空白の列を削除するシートの準備

スプレッドシートの準備は以上です。

サンプルコードを貼り付ける場所

サンプルコードはGoogle スプレッドシートにコピペ。

上バーの「拡張機能」の中にある「Apps Script」をクリックしてコードを貼り付けます。

Apps Script表示

空白の列を削除するサンプルコード

GASでスプレッドシートの列を削除するサンプルコードの解説を行います。

解説の項目

  • deleteColumn() | 特定の列を削除
  • サンプルコード
  • A, 使用するスプレッドシートの定義
  • B, 1つずつ列を検索して空白なら削除

deleteColumn() | 特定の列を削除

GASで列を削除するdeleteColumnメソッドの説明

GASでスプレッドシートの列を削除するにはdeleteColumnメソッドを使います。

引数の中には削除する列番号を入れます。

サンプルコード

サンプルコードの全体です。

右上にあるマークを押すとコードのコピペが一瞬でできます。

また、コード内で文頭にアルファベットが付いているコメントごとに詳細を説明していきます。

function trashColumn(){
  //A,使用するスプレッドシートの定義
  const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
  const lastCol = sheet.getLastColumn();

  //B, 1つずつ列を検索して空白なら削除
  for(var i=1; i<=lastCol; i++){
    const nameCell = sheet.getRange(1,i); //「名前」列のセルから値を取得
    if(nameCell.isBlank()){
      sheet.deleteColumn(i);
    }
  }
}

A, 使用するスプレッドシートの定義

//A,使用するスプレッドシートの定義
const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
const lastRow = sheet.getLastRow();

使用するスプレッドシートのシートを指定します。

アクティブ状態のスプレッドシートを定数sheetで定義。

また、getLastColumnメソッドでシートの最終列を取得します。

B, 1つずつ列を検索して空白なら削除

//B, 1つずつ行を検索して空白なら削除
for(var i=1; i<=lastRow; i++){
  const nameCell = sheet.getRange(i,1); //「名前」列のセルから値を取得
  if(nameCell.isBlank()){
    sheet.deleteRow(i);
  }
}

for文でシートの1列目のセル内の値を取得して空白の場合はその列を削除。

if文で判定するセルを指定して空白判定を行います。

isBlankメソッドについては以下をご参考ください。

仮に空白の場合、deleteColumnメソッドで列を削除します。

コードの説明は以上です。

空白の列を削除するテスト

実際に、空白の行を削除します。

Apps Scriptの上バーの文字が「trashColumn」になっていたら「実行」を押します。

GASでdeleteColumnメソッドを使ってスプレッドシートの空白の列を削除するtrashColumn関数の実行

「このアプリはGoogleで確認されていません」と表示した場合はこちら

下の画像のように空白行が削除されたら成功です。

8行目と17行目の空白行がなくなりました。

GASでdeleteColumnメソッドを使ってスプレッドシートの空白の列を削除するtrashColumn関数の実行した結果

【基本】GASでシートを整理するコード一覧

この記事では、空白列をGASで削除する方法を紹介しました。

GASを使えば空白行を削除したり逆に行を追加できます

誰でも無料で簡単にできるのでぜひご活用ください。

もちろん、コピペOKです。

おわりに | GASで業務効率化を目指すには

以上、GASでスプレッドシートの列を削除する方法でした。

  • 不要な列を削除するにはdeleteRowメソッドを使う
  • 1クリックすれば自動で削除できる

そのままコピペして日常業務で使ったり、プログラミングの練習や動作確認用に使ってみましょう。

GASで業務効率化ができるレベルまでスキルを身に着けるなら日々の学習と実践的なアプリ開発が必須。

効率的に学ぶなら以下の2つの方法が多いです。

  • 参考書やオンライン教材で独学
  • プログラミングスクールを利用

正しく学ぶことで非エンジニアでも実用的な業務効率化のスキルが身に付きます

デイコーでは、GASのサンプルコードからおすすめのプログラミングまで幅広く紹介。

初心者にもわかりやすく解説しています。

あっきょ

プログラミングスクールは82社を分析したッス!

次回の記事もご期待ください!

それでは、よいプログラミングライフを!

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この記事を書いた人

文系未経験のWebエンジニア。事務職がプログラミング学習して社内SE部門立ち上げ&Webサイト作成。業務効率化で残業80%減を達成。得意な言語 : GAS, JavaScript, Python

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